退職と自立

自分自身でやりたいことができて, 7年務めた会社を退職した.

退職までの経緯


入社からずっと組み込みコンピュータの設計開発に携わってきた.
コンピュータアーキや高速バス, FPGAなどの技術, 組織論など学ぶことは多く, やりがいを感じていた. 趣味としても4bitCPUを作ってみたりオリジナルキーボードを作ってみたりコンピュータの素晴らしさ, モノづくりの楽しさを実感していた.


しかし時間の経過と共に会社での自分の立ち位置や存在意義が明確になる一方, そもそも社会全体として見たときにどうかということを考えるようになってきた. 今の自分は会社としてのあるべき姿になろうとしているだけであって, 社会全体としてどうなのか. 答えは自分自身で考えないといけないことであって, 自身が感じる社会の課題を解決することだと思った. 会社でそれが実現できるのであればそれでよし, でも自分は実現できない気がした. じゃあ自分が感じる社会の課題ってなんだろう.

それと近所の人と世間話をしていたときにふと感じたことがある.
「自分の仕事はこの人の為になっているんだろうか, この人はそれを実感することができるのだろうか」
そうは思えなかった. 少なからず貢献しているだろうがやっぱり実感が沸かない. すごいねと言ってくれるけど, それ以上の関係性がない. そこには会社としてではなく自分自身で感じた社会課題を解決している実感が無かったからだと思う.

といっても一般人が何かできるのか. でも山ほどある全ての会社には創業時があって創業者がいて, 熱い想いを胸に秘め多くの苦労を重ねたんだと思う.
何をするにせよ, 自分で考え実行すればその経験は活きるし後悔はしない.

自分が感じる社会の課題と解決に向けて


以下のような事を実現するwebサービス

  • (消費者目線)ありふれる製品の中から本当に自分がほしいモノを見つけやすくしたい
  • (消費者目線)提案されたものを消費するのではなく, 自分で考えて判断・選択できる人を増やしたい
  • (消費者目線)技術に対する理解度を高めたい
  • (生産者目線)中小企業でも大企業と肩を並べて中立的に消費者に比較・選択してもらえる

現時点では電化製品などの主に工業製品において「スペック一覧表」+「詳細な技術情報」+「グラフ」が掲載されたwebサイトがいいかと思っている. しょぼいけど, 必要十分.

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